「大愚塾・大地の会」設立の祈りは、我が国日本の「精神的再生」への志を共有する人材の育成にあります。昨今我が国日本の社会道徳における現状は目を覆うばかりの惨状を呈しています。日本民族が本来身につけてきた「道徳心」「倫理観」はその欠如著しく、一方「生命の軽視」「心の荒廃」「モラルの低下」「性の乱れ」等々雪崩を打って坂道を転げ落ちるかの如き状況であります。
 我が国日本の歴史は戦国時代、幕末、太平洋戦争と諸々の危機に直面した節目の壁を、多くの先達の努力と誠意と情熱によって乗り越え守られてきました。これら先達の労苦と情熱に思いを馳せるとき、今や評論分析の時代は終わり実践躬行の時期を迎えたことを痛感し、ここに有志の皆さんと共に「大愚塾・大地の会」を設立させていただくことになりました。
 「大愚塾生活」の基本コンセプトは「祈り」と「学問」と「汗」の三本柱であります。その昔陽明学では「知行合一」が説かれ、遡って論語(学而篇)にあっては「行餘学文」の言葉が残されています。この「大愚塾」の目指す「祈り」と「学問」と「汗」の実践が、塾に学ぶ人々の「精神探求」と「学問向上」更には「生活実践」へと広がり、やがては我が国日本の「精神的再生」への「捧げ石」となる人材育成の場となることが出来ますように皆様のお祈り添えとご協力をお願い申し上げる次第です。

 尚、「大地の会」研修会では上記三本柱(「祈り」「学問」「汗」)に加えて「討論」の場を設け「人類の持続可能な発展教育」(ESD)について「熟議」を重ねてゆきます。

 ESD http://www.mext.go.jp/unesco/004/004.htm 熟議 http://jukugi.mext.go.jp/をご参照下さい。

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